Hello! Project 2008 SUMMER ワンダフルハーツ公演〜避暑地でデートいたしまSHOW〜(2008.8.3 Sun @代々木第一体育館)

先週の日曜日はハローの夏祭りに行って来ました。昼夜2公演参戦したのですが、まとめてレポ。とりあえず昼夜とも2階席だったので細かいところはよく見えてません!
それでは某所より拝借したセットリストにそってGO!

1.夏 LOVE ロマンス /全員

エッグ達が登場して波の様なパフォーマンス→イントロスタートでメンバー達がテニスウェアに身を包み登場。ちゃんと歌うけどショートVer.なので入場曲的な扱いか。夏らしい曲で好きです。

2.真夏の光線 /全員

娘。春コンでのガキさんのイメージが強いこの曲。会場も盛り上がります。双眼鏡を覗いたらテニスウェア姿の茉麻の肉感的なボディーラインがエロかったですw

オープニングVTR→MC

稲葉貴子&まことさんです。

3.江戸の手毬歌II /℃-ute

それまでどこに居るか全く分からなかったのですが、衣装の色で初めて岡井ちゃんを識別できました。踊りはそんなに複雑では無いですが、自分はまだちゃんと覚えて無いので何となく振りマネ。聴き慣れればノレない事も無い曲ですよね。て言うか自分的にはノリノリでw

4.涙の色 /℃-ute

手毬唄はまあ静かに聴くタイプの曲でしたが、こちらは会場も普通に盛り上がる。

5.パパンケーキ /月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)

会場の空気がガラッと変わりました。すっかりきらりワールドに。曲の力ときらり本人の力の相乗効果です。彼女の持つアニメっぽさが観客を異次元のきらりワールドへ連れて行くかのよう。

6.アナタボシ /MilkyWay

ぁぉかわいいよぁぉ。(←遠くて良く見えないケドw)前日ちょっと踊りを予習しといたおかげでかなり楽しめました。夜公演では周りであちこちからスターライトタンバリン(参照)の音色が聞こえて来ましたw 個人的にはやっぱり?ぁぉのオヘソが気になってる自分です。

7.行け 行け モンキーダンス /Berryz工房

「♪ティキティキティッキ夢見る派手モンキー」「は〜でモンキー!」みたく、コールをする様にベリメンが指示しながら歌うので、ちょっと違和感を感じつつも合わせてコール。

8.ジンギスカン /Berryz工房

踊りをイマイチ覚え切れてませんが何となく頑張る。

MC (Berryz工房)

昼公演ではこの日がお誕生日だった熊井ちゃんに会場みんなで♪HAPPY BIRTHDAYを歌いました。その直後、単独コンサートの告知をする時に嬉しさの余り一瞬台本が飛んじゃった熊井ちゃんが可愛かったです。
でも、何故か夜公演では誕生日の話題は完全スルー! 一部の人は緑のサイリウムを点灯させたりしていたのに…ズッコケました(事務所空気嫁w)

9.リゾナント ブルー /モーニング娘。

ネット上の某所でクラブリミックスみたいなのを流してる人が居まして、そのアップテンポなリゾナントブルーが耳に残っていた為に、生で原曲を聴くとなんだかゆっくりもっさりした感じに聞こえてしょうがなかったですw でもなかなか盛り上がりました。

10.みかん /モーニング娘。

この曲はキラーチューンですね。初めての人でも分かりやすい振りですし。とりあえず落ちサビは全力ロミオ! ひとつ残念だったのは間奏のダンスが省略されて客煽りになっていた事。まあ大きい会場でやる時はしょうがない面もありますけどね。

MC (新垣・亀井・道重)

ガキさんが普通にアジアツアー(台湾・韓国・上海)の話をした後に、ホテルでのえりりんのぐうたらエピソードをさゆがイジる形式。

11.恋ING /高橋(with北原・森・福田・能登・吉川・前田・澤田・仙石)

遠いし斜めだしで、自分は双眼鏡で覗いても今いちエッグの判別はできませんでした。モリサキちゃんは特徴ある感じで分かりやすいんですケドねw。
愛ちゃんの歌は特に欠点は無いのだけど、やはり自分にとっては胸に迫って来るモノが無い。これは受け取る側(自分)の感性の問題もあるのだろうけれど、多分さゆが歌ったら感動したかも知れないなんて思ってしまう。自分がさゆヲタだからというはもちろんあるけど、歌声にどれだけ感情を込められるかとか、歌に「声」以上の何かを乗せられるかという点においては、さゆも愛ちゃんも多分ドッコイドッコイなのではないだろうか。(←ちょっと言い過ぎかw) でも春ツアーでさゆが歌った「ふるさと」には、確実に聴く者を惹き付ける何かがあった。そういう意味で、愛ちゃんはやはり損してるなぁという印象。あと、アウトロでのヲタの手拍子がちょっと素敵でした。

12.初めて唇を重ねた夜 /鈴木・リンリン・小川紗季

曲の冒頭はリンリンから。来日以来初めてリンリンがその歌唱力を現した瞬間! 冷たく緊張した曲に歌声がマッチしていました。そもそもリンリンがそれなりに歌が上手いことは採用時点でスタッフは分かっていたはずです。ジュンジュン&リンリンのお披露目握手会の時にレッスン風景のVTRが流れたけど、その時も結構歌えていた記憶があります。でもその能力はブツ切りパートの娘。の曲では生かされることが無かった訳です。今回、その歌唱力をヲタが認識した事によって、今までキャラが薄いとされ、居るのか居ないのかさえ良く分からなかった(失礼w)リンリンという存在が、初めてモーニング娘。の中に居場所を見つけ出せるかもしれないと感じさせました。続く「シンデレラ the ミュージカル」でも更なる存在感を示せれば良かったのですが…(涙)。
対して愛理の歌はソツは無いが、やはり先程の高橋愛ちゃんと同じ危険性をはらんでいる気がします。もっとこうバーン!と感情をぶつけて来るような歌い方が出来るんではなかろうか? 彼女にはもう一皮むける余地があるように思います。言い方を変えると表現力を付けるということでしょうか。声に迫力が無いのは声量が足りないのかもしれない、ということで少し体に肉を付けた方が良いかもなんて思ってみたり。ヲタもちょっとグラマラスな方が喜ぶよきっと。
オガサキちゃんは大抜擢と言うんでしょうか? 自分は詳しくないんで、何故エッグでこの子が推されてるのか知りませんが、多分歌唱力を買われてのことなのでしょう。リンリン・愛理の邪魔をしてなかったというのは、それだけでも褒めるべきなのかもしれませんが、自分としては彼女から特別光るモノを見付けることはできませんでした。

13.チュッ!夏パ〜ティ /道重・菅谷

正月のロボキッスに続きまたもやこのメガトン級ペア! スタンド席だと横から見る形になるので、踊りがほとんど分からないという悲しい状況でしたが、ラストの「♪チュッ チュッ ついに」…「チュッ!」のところで2人のキス顔がスクリーンに大写しに!→会場全体ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!! とろけましたw

MC (梅田・萩原)

単独ツアーの告知。ちょこっとだけテンション上げ子さんが登場。

14.C\C (シンデレラ\コンプレックス) /High-King

めちゃめちゃですが一応踊った(つもり)。特に間奏のダンスがカッコ良くて好きです。

15.記憶の迷路 /High-King

C\Cのカップリング曲をハロコンでやってくれるとは嬉しいです。何せ自分のお気に入り曲だったので。あと、落ちサビの所でソロで歌うゆうかりんに向けて全会場のサイリウムが振られるのを見てすごいなあと思いました。うちの佐紀ちゃんや岡井ちゃん(千聖)にもいつかそんな日がやって来るのでしょうか?(あるとしたら卒業する時ぐらいかな、と考えて悲しくなるのでやめましたw)

MC (High-King)

まことが「避暑地で何をいたしましょう?」みたいに1人づつ違うお題を振って、それにメンバーがラケットを振りながら「避暑地でテニスいたしましょう」みたく答えていく。最後のゆうかりんで微妙なオチが付くという感じw

MC (真野恵里菜)

軽いごあいさつ

16.マノピアノ /真野恵里菜

お披露目握手会での初披露の時と比べると、とてもまろやかでマイルドな歌になった様に聴こえました。ホントあの時は衝撃的(破壊的とも言う)な歌声だったからw 聴く側の耳が慣れた面も多少はあると思うけど、実際歌もピアノも安定感が出てきた気がします。でもそれってちょっと面白くないし、あの破壊力が無いと淋しいと思ってしまう自分はドMな変態でしょうか?

17.常夏娘 /新垣・亀井・光井

曲自体は好きなんですけど、聴いてる最中クラップしかすることが無くて何だかつまらないというか、若干休憩曲的な感じになってしまってもったいない。自分はZYXバージョンの常夏娘を結構聴くんですが、せっかくのハロコンなんだから歌うメンバーも娘。の3人じゃなくてシャッフルしてほしかったなぁという印象。

18.トロピカ〜ル恋して〜る /ジュンジュン・岡井・有原・萩原・熊井・須藤(with エッグ)

メンバー多過ぎで誰がドコ歌ってるのか、そもそも誰が居るのかも把握できないままに終了w 岡井ちゃん居たのかよ!って感じ。歌はジュンジュンが結構パートもらってる感じでした。ハロコンあややの曲が来るとあやヲタ的には燃えるんですが、夜公演で隣に居た真野T着たおとなしめのヲタさんが突如振りコピ開始して「こいつも元あやヲタかよ!」と思って笑いましたw

19.香水 /田中・梅田・清水・徳永・中島

柴田パートはれいなが担当=実質れいな1人が歌って後はバックコーラス。れいなの歌声は意外と曲に合っていて良かったと思います。しみさきvsなかさきのダンスバトル再燃か!!と思って双眼鏡を覗きましたが、バトルと呼べる程のダンスではなかったかな。というより佐紀ちゃんのダンスが角度的に見づらかった。なっきぃのダンスは曲調に合わせて柔らかく優雅で美しい。たぶんこういうダンスなら佐紀ちゃんよりなっきぃの方が上手いんではなかろうかと思いました。

20.ガチンコでいこう! /Buono!

しゅごキャラ!」のエンディングで最初に聴いた時はイマイチかなと思ったんですが、生で聴いてみると結構ロックで縦ノリな感じが楽しかったです。まぁほとんど聴いたこと無かったんでイマイチ曲に付いて行けてなかったのは内緒でw でもBuono!コンに向けて楽しみがまた1つ増えました。

21.KISS! KISS! KISS! /Buono!

これは文句なく楽しい!3人に合わせてピョンピョンJUMP!

MC (Buono!)

会場の声を聞いてみましょう的なやつでした。

22.笑顔YESヌード /モーニング娘。

頑張って振りコピ。

23.まっさらブルージーンズ /℃-uteBerryz工房

ラスト前に娘。じゃなくてベリキューを持って来るところがある種のシフトチェンジを感じさせますね。まぁ最近娘。はNewシングルもアルバムもしばらく出てないってのもちょっと関係あるのかもしれませんが。
曲は完全に定番キラーチューン。会場もヒートアップで全力ラミラミ!!

24.スッペシャル ジェネレ〜ション /Berryz工房℃-ute

出だしの「スッ!」から会場全部が揃ってる! スッペはぶっちゃけコンサでやり過ぎて食傷気味な気もしますが、でもやっぱり盛り上がってしまうんだなこれがw

25.ラヴ&ピィ〜ス!HEROがやって来たっ。 /全員

( ・e・)<「だ・い・す・き・よ♪」「ガキさ〜ん!!」ってな感じでコール&ジャンプ! 実質的にはこれがラスト曲みたいなものですね。

MC

稲葉さんが出てきて、事前にアンケートを取った「もしも3日間夏休みがもらえたら」の回答を披露。
熊井ちゃんの回答は、1日目沖縄→2日目ハワイ→3日目日本という強行スケジュール。
梨沙子の回答は、1日目お祭で焼きそば食べ過ぎて胃がもたれる→2日目トウモロコシ5本食べる→3日目特大かき氷を作って食べる…って食ってばっかりかよ!!と会場全てがツッコミ入れる雰囲気。梨沙子自重してくれwww

26.雨の降らない星では愛せないだろう /全員

実質的にはアンコール的な曲。ステージ上にスタンドマイクを並べてメンバーが合唱。それまでの熱狂とは全く逆の静寂の中に、澄んだ爽やかな歌声が広がり、さしずめ少女合唱団の様なハーモニー。途中で中国語の歌詞が入る部分はジュンジュンとリンリンが順番にソロで担当し、最後は各自がマイクを持って普通に歌うといった形式で、静かに心にしみる曲でちょっと感動。最後にしっとり終わるのもなかなか良いものだと思いました。

総評
  • とにかく席が遠くて目の悪い自分では誰が誰だか判別できない(涙)。表情が見えないとかそんなレベルでは無くて、ハロプロの標識塔熊井ちゃんがどれなのかさえ分からない! 外周花道とかがあったら近いサイドは見えたんでしょうが、それも無くメインステージの中央から花道が前に1本伸びてその先にサブステージという配置なのでホントに遠い。キレの良い煽りを見て「あっ!あれが佐紀ちゃんだ」と気付いたりする感じで、岡井ちゃんの方はほとんど居所つかめずじまい。娘。でも「あれはさゆかな?ジュンジュンかな?」てなもんでした。
  • 全体の流れは各ユニットが持ち歌を順番に歌うという昔のハロコンに戻った様な感じ。多少のシャッフルはあったけど余り意外性が無いと言うべきか。常夏娘・恋ING・香水あたりはもうちょっと歌い手を変えるなりしてハロコンらしい変化を持たせて欲しかったなぁという印象。
  • そんな訳であんまり意外性が無かった中で、個人的に一番の収穫はリンリンの歌声かなぁ?なんて思ったり。まあ個々のユニットの楽しさはそれぞれの単独コンで満喫すべきものでしょうし、昔ながらのハロプロのお祭りはやはり「参加することに意義がある」といった感じでしょうか。なんだかんだ言ってもそれなりに楽しめたから良しとしましょう。遠くて良く見えなかったシーン(=全て!)を早くDVDで確認したいとゆいたいです

アイドルと恋愛について

夏焼の一件以来、ずっと自分の心の隅に引っかかっていたことがある。それはつまり、アイドルと恋愛の在り方はどうあるべきかという問題である。そもそもそんなことを論ずるのはとんでもなく野暮なのではないかという気もするのであるが、何となく心の中を整理してみたいという気持ちからこの文章を書いてみた。(注:この文章は有原の件が発覚する前に書き始めました。)

アイドルは必ず恋愛する

まず、自分なりにひとつの大前提を立てておきたいと思う。それは、「前提1:アイドルはいつか必ず恋愛する」というものだ。これはアイドルも人間である以上いつか必ず恋愛する日がやって来るということを単純に表している。アイドルが恋愛をすることは避けられないことなのだ。我々はある意味初めから悲劇を運命付けられているとも言える。
問題は「いつまで恋愛しないでいられるか?」 そして「ヲタはアイドルの恋愛とどう向き合うべきか」ということだ。

アイドル=みんなのもの

ひとつめの問題に対しては「アイドルでいる間は恋愛してはいけない」という考え方がある。そもそもアイドルというものは「みんなのもの」でなければならない。こう言うと語弊があるかもしれないが、決して「誰かひとり(彼氏)のもの」となってしまっては困るのである。
「みんなのもの」であるということは言葉を変えると一人一人のヲタ個人の視点で見れば「自分のもの」として自由に妄想なり空想なりをして楽しめるということである。いわゆる「疑似恋愛」(←定義が良く分からないが)として本気でアイドルに恋してアイドルと付き合いたいと願うのも、もっと軽く、「もしアイドルとデートするならどこへ行くか?」と空想を楽しんだり、「この子が自分の娘だったら?」などと妄想を膨らませたり、はたまたアイドル達を登場人物にして小説を書いたりするのも自由なのだ。
ところが、「誰かひとりのもの」となってしまうと、この自由な妄想が阻害されてしまう。確かに「庄司からミキティを奪いとるオレ」みたいなドロドロ妄想も不可能ではないけれど、多くの人はそこまでアイアンハートな空想マニアではないはずだ。やはりそこに「具体的な誰か」が見え隠れすると自由なイマジネーションが広がりにくいのである。
もちろん、そういった空想だけがアイドルの楽しみ方では無いことは言うまでもない。単純にカワイイから好き(純粋にルックスのみを楽しむ)とか、キャラクターが好きとか、純粋に歌やダンス(パフォーマンス)を楽しむといった楽しみ方もある。ただ、アイドルの本質というのは基本的に「その存在すべてをあらゆる角度から楽しめること」にあると思うのだ。
しかるに、もし「誰かひとりのもの」となってヲタの自由な空想という楽しみが阻害されることとなれば、それはすでにアイドルとして重要な何かを欠いている「不完全なアイドル」であると断じざるを得ない。
こういった理由から、私は「アイドルである間は恋愛してはいけない」という建前を支持するのである。
(ここで注意して欲しいのはアイドルとして不完全だからといって、それは必ずしもタレント本人の芸能人としての価値を下げるとは限らないという事である。例えば藤本美貴の現状はアイドルとしては不完全であるけれど、それは藤本美貴が必ずしもタレントとして不完全だとか価値が低いとかいう事を意味するとは限らない。また、「不完全なアイドル」をそのまま受け入れて愛するという選択肢も当然ありうる。)

恋愛を止めることは可能か

さてここで、最初に立てた前提に戻ろう。「前提1:アイドルはいつか必ず恋愛する」
アイドル本人達も恋愛がバレればアイドルとしての価値が下がるということは理解しているはずである。だがしかし、果たしてアイドルが恋愛を自制することは可能なのだろうか? 多分ある程度は可能で、ある程度は不可能なのではないかと推測する。中には自制などという生ぬるい方法では無く、鉄の掟で禁止しろという意見をお持ちの方も居ることだろう。だがハロプロに限らず、昔のアイドル達だって厳しい制限の中で何とか恋愛しようとしていたという話はよく聞く。
それにアイドルを愛する自分としては、彼女たちにアイドルとしての青春だけでなく、プライベートな面でも素敵な青春の思い出を作って欲しいと願っているのだ。そこには、「年相応の」恋愛ぐらいは経験させてあげたいという親心もあるのである。
結局、自分としては「前提2:アイドルの恋愛を止める方法はあまり無い」し、実際ヲタにはそれを止める権利も無い(与えられて無い)という現実を直視すべきではないかという気がしている。ヲタに与えられているのはただ「アイドルが恋愛するまで」の「僅かな時間」だけなのである。

ヲタはアイドルの恋愛とどう向き合うべきか

では「アイドルはいつか必ず恋愛する」ということと「それを止める方法はあまり無い」という前提に立った上で、ヲタはそれに対してどう向き合うべきなのだろうか?
自分としては、消極的ではあるが「アイドルが恋愛するまで(言い換えれば恋愛しているとバレるまで)の時間」をいかにして延ばすかということしか手段が無い様に思われる。すなわち「必要以上にアイドルのプライベートを詮索しない」ということである。
なんとも凡庸な結論であるが、現実的にヲタが採り得る方策としてはこの程度のラインしか無いのではないかと思うのである。

アイドルは恋愛をしないという「建前」

必要以上にアイドルのプライベートを詮索しないことによって、ヲタは「アイドルは恋愛をしない」という建前をある程度守ることができる。
この「建前」を守ること。それがヲタの側とアイドル側双方にとって利益になることは明白だと思う。
ヲタは必要以上にアイドルのプライベートを詮索しない、対してアイドルの側は恋愛している素振りをなるべく見せないということである。それはアイドルが完全でいられる時間を延ばすことに繋がり、アイドルを楽しめる時間を延ばすことになるからだ。
ただ、私が提唱したいのはあくまで「建前として」守るということであって、上述した様に現実のプライベートにおいてアイドルが全く恋愛しないということを求めている訳では無い。(この建前はアイドルの世界における暗黙のルールとして昔から存在していたし、一応今も機能し続けていると思う。)

キャバクラという空間

ここで、ちょっと卑近な例えで申し訳ないのだがキャバクラという空間を例にとってみよう。
キャバクラの店内でオネーチャン達に「○○ちゃんは彼氏居るの?」と聞けば必ず「居ませんよ〜」という答えが返ってくる。これは客に気を持たせ、次回の来店や指名につなげることが売り上げ増につながるからだ。しかもキャバクラという空間の中で客に付いている間、彼女はその客のものでなければならない。だからキャバクラ嬢には彼氏は居ないことになっているし、実際彼女たちもそう答えるのである。そこでは現実に彼氏が居るかどうかは深く追求されないし、してはいけない。それがキャバクラの暗黙のルールであり正しい楽しみ方なのだ。
しかし、時々必要以上にしつこく彼氏の有無を聞いたり、本当は彼氏が居ること知って怒ったりする客が居る。こういう客は正にKYであり、正しいキャバクラの楽しみ方を知らないと言わねばならない。

「建前」を守る

アイドルをキャバクラ嬢と同列に語るのは心苦しいのであるが、このキャバクラというシステムはアイドル世界と同様の構造を持っていると言わねばならないだろう。
アイドルに彼氏が居ないのは「建前」であり、実際に彼氏が居ても居なくても「彼氏は居ません」と答える。そして客は必要以上にそれについて詮索したりしない。
それが守るべき「建前」であり、暗黙のルールであると思うのである。
それをあえて破り、知らなくても良い事実を知ろうとしたり、暴いたりする行為は本当に野暮であり、アイドルとそのヲタを危機に陥れる「アイドルの敵」であると思うのだ。
(ヲタならば誰しもアイドルについて本当のことを知りたいし、プライベートなことも知りたいという欲望は持っているだろう。だがしかし、自らの無思慮な欲望の追求が、必ずしも良い結果ばかりをもたらすとは限らないということに思い致すべきである。アイドルとはしょせん偶像であり作られたものなのだ。すなわち、アイドルは「アイドル空間」という特殊な状況においてのみ最大限の輝きを発するのであって、アイドルとヲタの間には輝きを発するのに必要な適度な距離というものがあるということである。近付き過ぎれば偶像としての輝きは失われ、必然的に「タダのひと」としての側面が立ち現われてくるであろうことは知っておくべきなのだ。)
少し脱線したが、自分としては「アイドルは恋愛しないという建前」をアイドル側とヲタの双方が「建前として守る」ことが両者にとって重要であり、アイドルをより長く楽しむという双方の利益につながる、という至極平凡な事実を確認して一応の結論としたいと思う。(ただし、ここで「アイドル側」とは単にアイドル本人だけを指すのではなく、所属事務所などをも含む言葉であることに注意されたい。)

実際に恋愛がバレたらどうするか?

「アイドルは恋愛しないという建前」をアイドル側とヲタの双方が最大限の注意を払って守り、それが一応成功したと仮定しよう。もし、アイドルが引退するまでその建前が守られれば、それは完全な成功となる。だが実際のところ、最大限の注意を払っていても、ある程度の確率で恋愛がバレることは避けられないのが悲しい現実であろう。
そうやって不幸にも「建前」が崩壊した場合、ヲタはその現実にどう対応するべきであろうか?
結論から言ってしまうと基本的に「こうしなければならない」というルールは存在せず、ヲタのとるべき態度は自由である。だがしかし、ある程度ヲタの取り得る行動を類型化することはできるであろう。
1:推しをやめる
「a.アイドルヲタそのものをやめてしまう人」も居れば、「b.次の推しに乗り換える人」も居るだろう。これを普通の男女関係に例えてみれば、aは彼女に振られて「もう2度と恋なんてしない」と恋愛から手を引いてしまう人。bは「素直にあきらめて次の彼女を探す人」である。(もうひとつcとして逆恨みから問題行動を起こす人というのもあるかもしれない。)
2:推しを続ける
これにも種類があって「a.疑似恋愛的な感情を抱き続ける」タイプと「b.家族愛的な感情に移行する」タイプに大別できると思う。(もちろん当初からbの家族愛的な感情のみを持って応援しているヲタも居る訳だが)これも一般の男女関係に例えれば、aは彼女に振られた後もあきらめ切れずにヨリを戻すチャンスをうかがって付きまとうタイプ。bは彼女と別れた後は友達として仲良く付き合っていくタイプである。
どれが良いとかを論じるつもりは無い。アイドル本人に迷惑が及ばない限りどのような態度を取るかは自由である。
ちなみに、もし自分の推しメンに恋愛が発覚したらどの様な態度を取るかといったことを考えてみると…
(1)松浦亜弥
彼女の場合既に1度恋愛がバレているのでその時のことを振り返ってみると、自分は推しを続けたので2−bに近いと思う。そもそも自分は松浦亜弥という人間に疑似恋愛的な感情を抱いたことはほとんど無かった様に思う。無論、全盛期のあややを見て「カワイイなぁ」と思うことはあった(握手会であまりの可愛さにクラクラしたこともあったw)けれど、それは単にルックスを楽しむという種類のものであって、本気で恋するとかいうのでは無かった。自分がハロヲタになるきっかけは松浦亜弥からだったのだが、それは彼女の曲(=つんく♂の曲でもある)の力や歌唱力、ライブでのヲタとの一体感などの総合的なパフォーマンスに魅かれたからだと思う。
その後、あるライブで彼女の歌声が天使の声のように聴こえた頃から、自分は彼女を「歌手」として捉える面が強まって、今はその歌声と類い稀な(22才とは思えないw)キャラクターに魅かれてヲタをやっている。
仮に今、再び彼女に恋愛が発覚したとしても(実際最近一部でそのような報道もあった様だが)自分の推す態度は変わらないだろうし、恋愛を温かく見守るだろう。歌い続けてさえくれるなら、むしろ結婚だってOKである。
今の松浦亜弥は1度恋愛がバレている為、アイドルとしては不完全であると言えよう。でも、自分は不完全な松浦亜弥を愛している。ただ、それは既に、「アイドル」として愛するというよりも「アーティスト」として愛するに近いような気もしている。
(2)道重さゆみ
正直言って自分の彼女に対する熱は一時期よりだいぶ下がってしまった気がするが、こちらもやはりもともと疑似恋愛的な要素は少なくて、主としてその利発でかつとんでもなく面白いキャラ、プラス可愛さに魅かれてヲタになった。今の自分は熱が冷め気味なのも相まって、さゆに対する感情は家族愛的なものになっていると思う。彼女ももう19才だし、あまりそうなって欲しくはないが、恋愛の1つや2つしてもいい時期かなとは思う。
そんな彼女に今、恋愛が発覚したとしても、それが直接的に推しをやめるきっかけにはならないと思うし、家族愛的な感情は持ち続けるであろう。よってこれも2−bである。
(3)清水佐紀
厳密にはちょっと違うのだが、強いて言えば佐紀ちゃんに対する感情が最も恋に近いのかな?という気はしている。佐紀ちゃんは主としてルックスが好きでヲタになった。恋愛で言えば性格は見ていない「ひとめぼれ」みたいなもの。別に本気で付き合いたいとかは全く思わないけれど、もし彼女に恋愛が発覚したら自分の気持ちは結構萎えるだろう。彼女のうわべだけしか見ていないからそうなるとも言える。ヲタをやめるかどうかは微妙だし、うすーい家族愛みたいな2−bに近い感情を持つ可能性はあるが、どちらかと言えば1−b型でヲタをやめる、もしくは興味が無くなる可能性が高い様に思う。
(4)岡井千聖
岡井ちゃんに彼氏???とか、はっきり言って全く想像が付かないのであるが、もし元気いっぱいに「じつは〜、好きな人ができました!」みたいに報告されたら、「いいぞ〜岡井ちゃんガンバレ!」とついつい応援してしまいそうな気がする。岡井ちゃんを「女の子」としてというよりも、性別を超えた「子ども」として愛でているような気がする自分としては、彼氏が居ても居なくても、岡井ちゃんの笑顔さえ見られればOK。何があっても応援してあげたくなっちゃうだろう。ということでこれも2−b型か。
(自分1人の例を取ってみても、岡井ちゃんの恋愛は許せるが佐紀ちゃんの恋愛は許せない、的なダブルスタンダードが存在するのだから、やはり恋愛に対する全ヲタが納得する統一的な基準みたいなものを設けることは困難であると言わざるを得ないであろう。)

「建前」を守る意義

さて、疑似恋愛的な感情をあまり持たない推し方をしている自分としては、恋愛が発覚しても基本2−b型で推しを続けることが多い、という予想結果が出た訳だが、それなら別に「アイドルは恋愛しない」という「建前」にあまりこだわる必要は無いのではないか?いっそのことそんな建前は無くしてしまってもいいのではないか?という考えが頭をよぎる。実際、自分個人としては堂々と恋愛しながら活動するアイドルが居ても良いのではないか?という気はしているし、もし自分の推しメンがそういう道を選んだ時はそれを応援してあげたいという気持ちも存在する。
だがしかし、やはりそれはアイドルとしてはイレギュラーな存在であるし、不完全であるという思いが残る。しかも、多くのファンを獲得するという観点から見れば、やはり「アイドルは恋愛しない」という建前を守ることが重要な意味を持つことは明白なのだ。

藤本美貴の例

ここで、少し過去を振り返って藤本美貴の例を考えてみたい。昨年藤本の恋愛が発覚した際、推しメンでは無い彼女の恋愛は自分にとって基本的に無害なものであった。従って、彼女が娘。を辞める必要性は一義的には感じられなかった。正に、堂々と恋愛しながら活動するアイドルが居てもいいじゃないか、という気持ちだったのだ。
しかし、仮に彼女が娘。に残留していた場合、1つのグループ内に建前を守る者と守らない者が併存するという奇妙な状況が生まれる。果たしてその状況を許容できるのか?という問題がそこで発生するのだ。自分個人としては、それは許容できる範囲のものであったと思えるのであるが、やはりグループ全体で見た時に、そのグループが恋愛をしないという建前を守っているか?という部分においては若干苦しい弁明をせざるを得ないと思う。即ち、娘。がアイドルグループとして不完全な存在になりかねないという点はやはり、看過し得ない問題なのだ。
自分としてはしかし、その不完全さは1/10の不完全さであって、許容しうる範囲内であるという感覚のもとに藤本の残留を願ったのであるが、それをグループ全体の危機と捉え、脱退させることでグループとしての完全さを守った事務所の判断もまた一方で理解できなくもないのである。
そして単にアイドル個人の問題にとどまらない問題がここにある。言うなれば、グループで活動するアイドルゆえの脆弱性である。

グループの中のアイドル

ソロで活動するアイドルの場合は単純に個人の意思で(道は険しくとも)恋愛しながら活動するアイドルという道を選ぶこともできよう。だが、グループで活動するアイドルの場合には前述の通りグループからの脱退を余儀なくされる可能性が出てくるのである。矢口や藤本の様に、曲がりなりにもソロでやっていく能力のある人間ならそれでも何とか「不完全なアイドル」として(今の矢口を「アイドル」と呼べるのかという問題はさておき)生き延びることもできよう。しかし、そこまでの能力が無い場合、グループからの脱退はそのままアイドル生命(=芸能人生命)終了の危機につながるのだ。(ちなみに、それは突然の学業専念とか卒業報告といった形でやってくるだろう。)
そのことを考えた場合、おいそれと「不完全なアイドル」の道を選ぶことはできない者も居る訳で、事務所が「完全(クリーン)なアイドルグループ」の形を求める場合には、一部のヲタが「不完全な(恋愛をした)○○ちゃんでも受け入れます」と願っても、その願いは叶わないこととなる。

事務所の問題

そもそも、この事務所(アップフロント)の恋愛に対する考え方がいま一つ明確でないことが問題をより複雑にしていることは否めない。
はっきり恋愛禁止とは明言しない一方で、恋愛が明らかになった一部の者へは懲罰的な処置をとる。これを好意的に解釈すれば、アイドルは恋愛しないという建前を明文ではなく「暗黙のルール」として運用していると捉えることもできる。しかし実際には、恋愛が明るみになった時にケースバイケースで事務所にとって都合のいい処置が取れるようなフリーハンドを残したいがために、ルールの明文化を避けている様に思えるのだ。
ゲームのルールが明確でないことからくる不安や混乱はヲタにとってもアイドルにとっても無益である。
ただ、自分はアイドルは恋愛しないという建前を「建前」として守るべきという考えなので、ルールの完全なる明文化は不要という立場である。明文化してしまうとそれはもはや「建前」ではなくて金科玉条となり、建前を守れなかった者を処罰せねばならなくなるからだ。
「建前」はあくまで不文律として存在すべきである。ただしその「建前」を不文律として最大限守るべきだという事に関しては、明確に事務所が指導すべきであると思う。

事後の処置はどうあるべきか

そして建前を守れなかった者をどう処遇するかについて言えば、私は基本的には事務所からの処罰は無しで良いと思うのである。なぜならば、恋愛が明らかになったアイドルはヲタの減少という罰を必然的に受けるからである。その一方でアイドル本人と「不完全なアイドル」でも受け入れるヲタの為には芸能活動が継続されることが利益になるだろう。そして、同じグループ内に完全なアイドルと不完全なアイドルが居ることの不安定さに関しては、これを甘受すべきであるというのが自分の考えである。

最後に

さて、ここまで書いてきて有原栞菜の件である。私としてはアイドルは恋愛しないという「建前」があまりにやすやすと破られるのを見て悲しく思う訳だが、さりとて栞菜に処罰を要求する気も無い。前述の通り栞菜にはヲタの減少という明確な罰が待ち受けているからだ。そして、事務所に対しては「学業専念」などの過度の処罰を取らない様に切に願う。
もうひとつ事務所に要望したいことは、アイドルは恋愛しないという「建前」が建前として「守られる」様にある程度の指導をして頂きたいということだ。少なくとも、一部の例外はあっても「それなりに守られている」という意識が成立しないと「建前」は成り立たない。そして、この「建前」が守られるかどうかは現状アイドル側(=事務所も含む)により大きな比重がかかっており、その対応が問われていると考えるからだ。
一方で、やはりもう、いっそのことそんな建前は完全に廃止した方がすっきりするのかな?とも思う。新しいアイドルの形として恋愛公認のアイドル集団というのもアリかもしれない。そのルールは彼氏ができたら速やかにファンに報告すること。裏表が無い分、ヲタは変に気を揉む必要が無い。彼氏アリと判明した時点でそれを許容できないヲタは他へ移ればいいし、最初からそうなることを織り込み済みならヲタ側の心理的ダメージも少ない。
とはいえ、そんな思い切ったことをする事務所とも思えない。やはり「恋愛をしないという建前を守るべき」という提言が現実的かつ実現可能なラインだと思うのだ。最後に再度そのことを確認しつつ、今回の考察を終えたいと思う。
(思いのほか長文で、かつまとまりの無い文章となってしまったことをおわびします。ご拝読ありがとうございました。)

マジ グッドチャンス サマー さいこう(再考・最高?)

モンキーダンスのc/w曲なんですが、以前「爽やかな夏の曲で気に入った」という事を書きました。ですがこの曲、ちゃんと歌詞を聞けば分かりますが、バイトが同じ彼氏が居て、デートしたついでに、お母さんにウソついてお泊りしちゃおうかなぁ〜という歌なんですよね。
「ねえ、お母さん? そう、私。 ねえねえ 今日 友達んち …あっちゃん! うん あっちゃんち 泊って来てもいいでしょ? 明日 バイト朝早いからそのほうがいいかなって …え?違うって、え?何?電波が…!!」
結構キワドイ歌なんですけど、それをお母さんに言うりーちゃんのセリフのテンパリ具合がすごくほほえましくて可愛さを損なわせないという、絶妙なバランスの上に成り立っている曲だと思うのです。
とはいえ、Berryzがここまでキワドイ恋愛の歌を歌うという事はこれまでには無かった事だと思います。そこに、Berryz工房というユニットがまた1つ新たなステージに足を踏み入れた感じを受けます。
これはあくまで私の想像ですが、Berryz工房結成当初の基本コンセプトとして「小中学生のリアル(等身大)な恋愛を本物の小中学生が歌う」というのがあったと思うのです。(デビュー曲のあななしこそ少し背伸びした大人の曲でしたが、こんなコンセプトを持った女性アイドルユニットはおそらく日本の芸能史上初だと思います。)そして自分がそのコンセプトが最も明確に現われていると思う曲は、2ndアルバムの「さぼり」です。

  「塾サボろう」なんて あなた
  珍しいことを言うのね
  たこ焼き屋さんで ずっと漫画を読む
  横顔いっぱい見てました
  すごいデートだわ
  おうちに帰ったら
  「サボった」のきっとばれるな・・・
  タコ焼きとソースと
  初恋のにおいで

これまでのBerryz工房は基本中学生ぐらいまでの等身大な恋愛を描いた歌を多く歌ってきたと思うのですが、メンバーの大半が高校生になって、「マジ グッドチャンス サマー」の様な高校生チックな歌を歌うようになったといえるでしょう。私はここに、Berryz工房が新た段階に足を踏み入れたと感じる訳です。
「さぼり」大好きっ子の私としては、つんく♂がもう「さぼり」の様な甘酸っぱい青春歌謡を書いてくれないかもしれないと思うと、中学生だったBerryz工房にサヨナラを言わなくてはいけない様で何だか少しさびしく感じるのです。
でも時は流れゆくもの。中学生だったBerryz工房の曲たちも大切にしつつ、つんく♂が創り出すであろう高校生になった新しいBerryz達の青春歌謡も楽しんでいきたいなと思います。(9/10発売の5thアルバムに注目)

松浦亜弥ファンクラブイベント2008 @横浜BLITZ(2008.7.13 Sun)

先週の日曜日はいわゆる「ファンの集い」というやつに参加してまいりました。その簡単レポを。
…場内に入るとステージ上にはアコースティックギター・パーカッション・キーボードが置かれていて生演奏の準備が整っていました。しばらくして時間になり照明が落ちると、落ち付いた前奏が流れ始めます。

Rock My Body

やさしく艶のある声でささやく。自由自在に声を操り様々な音色を奏でる歌声。決して力んで声を張るのではなく、あくまでも控え目で自然なその声。一瞬で会場の空気を掴み、彼女の世界を作り出していました。

…今回は普段ライブではやらない曲を中心に、マニアックライブをお届けしますとのこと。事前にサイトで歌って欲しい曲を募集していたので、その上位曲にあやや自身が選んだ曲を合わせて歌ってくれるらしいです。

ダイアリー

生で聴くのは初めてかな?アルバム収録当時のやや幼い声とは少し違ったちょっと大人っぽいダイアリー。

待ち合わせ

これも生で聴くのは初めて。松浦さんの優しい声が響く。聴き方によっては少しジャジーな感じもするかも。

私のすごい方法

これまた伸びのある心地良い歌声。

風に任せて

今日はちょっと控えめな歌唱か。もちろん「控えめ=手抜き」の意味では無いです。ちゃんと声は通っている。変に重く無い、若干軽やかかつ爽やかな歌声。

灯台

良い曲です。染みる。

ハピネス

自分もリクエストに投票した曲です。安定しています。

初恋

投票で2位だったそうです。久しぶりに聴きました。少しテンポ早めでさらりとした感じと、ゆっくりしっとり歌う部分の緩急がついてました。

Dearest.

こちらはやはり断トツの1位だったとか。抑え気味な入りから歌い出す。春ツアーの「ダブルレインボウ」でもそうでしたが、最初抑え気味に入って徐々に盛り上げてゆく歌い方が最近上手くなったなあと思います。特に抑えて歌う部分の表現力が付いたような気がします。

アンコール はないちもんめ(←表記不明)

洋服の青山CMソング、リリース予定無し)
今年の春の「洋服の青山」のフレッシャーズキャンペーンCMのバックで流れてた曲だそうです。CMではサビだけ流れてたみたいなんですが曲はフルで作られていたそうで、今後CD化の予定などは無いとのこと。今回披露すると2度目の披露があるかどうか分からない曲だといいます。
で、その曲はタイトル通り少し和風な詩とメロディー。何となく一青窈っぽい雰囲気の曲でした。歌い始めた瞬間にこれは良い曲だと思いました。Aメロからとても心に染みます。はっきり言ってCD化しないのは非常にもったいない印象。「きずな」のc/w曲を何故これにしなかったのだろうか?と大変疑問に思いました。(ちなみに「きずな」のc/wは「ひとり」というアルバム曲の再録)
ぶっちゃけ「きずな」を良い曲だとは思うけど完全には好きになり切れない自分としては、この「はないちもんめ」をA面にしても良いんじゃないか?と思ったほどの佳曲でした。事務所さんには少し考えを改めて頂いて、ぜひぜひCD化を希望したいです。(←たぶん望み薄)

まとめ

曲の合間のMCも楽しく、全体としては非常に落ち着いた空気の中であややの歌声を楽しめるイベントでした。行った事無いですけど、なっちのアコースティックライブとかもこんな感じなのかなと思いました。松浦さんの関連で言えば秋にやるSTB139ライブもきっとこんな感じになるのかな。今回、ファンの集いに付きものの握手が無かったのは、この曲数では致し方ない事でしょう。もっとも、自分の場合は握手しても「はないちもんめCD化して下さい!」ぐらいしか言う事無かったので大した問題では無いですが・・・。
次の松浦さん関連の現場は秋の竹内まりやさんのミュージカルになる訳ですが、竹内まりやさんの曲とかほとんど知らないですし、予習する気も無いんですケド…それでもきっと何とか楽しめるはず!(←希望的観測)

忘れたくない夏


江戸の手毬唄IIのc/wを舞美のラジオで初聴き。Aメロから爽やかな夏の歌という感じで気に入りました。最初サビがちょっと弱いかな?と思いましたが1曲通して聴くと、クドく無くて丁度良い具合でした。イメージ的にはベリーズの「愛のスキスキ指数上昇中」とか「マジ グッドチャンス サマー」(←モンキーダンスのc/w)を思わせる系統でしょうか。
最初のフレーズを聴いた時に「忘れたくない夏」という℃-ute主演の劇のテーマ曲みたいだな!と思いました。メンバー達が輝く甘く切ない青春ストーリーが自然と頭にわいてくるような曲です。「忘れたくない夏」は実際には秋ツアーのタイトルになっている訳で、秋ツアーの中にそれらしいミニ演劇コーナーとかあるかもしれないですけど、自分的にはこの曲をテーマ曲にしてゲキハロ公演やってほしいなぁ〜!という感じです。もしくは去年の「寝る子は℃-ute」の遅れて来たエンディングテーマ曲のようでもあります。江戸の手毬唄IIが微妙だっただけにこれは嬉しい出来事。早く秋ツアーで生で聴いてみたいですね。
 

ちっさ〜大活躍

金曜日の放送での岡井ちゃんの暴露話w面白かったです。金運シリーズ出番無しか?と思わせておいて意外な所から大技を繰り出したちっさ〜。罰ゲームシリーズでの岡井犬といい、いい仕事するね〜。大好きです(ちっさ〜は俺の娘!)