「アイドルだから、みんなに笑顔を与えなければと、ずっと思ってたんですけど…そうじゃないって、分かったの。 笑顔をもらっていたのは私のほう。」(by 月島きらり
録画しておいた先々週分(2ndステージ最終回)のきらレボを見ました。結構ラストでグッとくる展開で、目から涙がこぼれ落ちそうになるのをこらえながら見たのですが、それとは別に、アイドルを続けるか女優に転身するかの決断を迫られたきらりが、ファンに向かって発した上記の言葉が自分の中に残りました。
聞いた瞬間にはっとさせられたのです。
アイドルとファンの関係は本来そうあるべきなのだという事に、自分は今まで全く無自覚でした。
アイドルに笑顔を与えてもらうだけではなく、自分達もアイドルを笑顔にしてあげられる。そういう、互恵的な関係こそ、アイドルとファンのあるべき姿なのだという事。
確かに、これまでも声援を送ったり、ライブを盛り上げたりする事で、結果として彼女達を笑顔にしてきた事はあったかもしれません。
でもそれは多分に「自分が楽しみたい」という、至極利己的な行動の副産物でしかなかったのではないか??
そう考えると「自分は彼女達に本当の意味で笑顔を与える事ができているのだろうか?」という疑問が沸くと共に、これまで自分がその事に全く無自覚であったという事実に驚かされます。
ただ、だからといって「じゃあどうやったら彼女達を笑顔にできるのか?」という問いに対する答えとしては、やはり「応援する」という方法しかない様な気もします。
でも「お互いが笑顔を与え合える関係を目指す」という理想が見えていれば、応援に対するスタンス・心の持ち方が変わってくると思うのです。
何も難しく考える事では無いのかもしれません。ただ単純に「好きだから応援する」それだけで別に良いんだろうと思います。
ただ、心の片隅に「彼女達の笑顔の為に」という気持ちを少しだけ持っておく事は、きっとアイドルとファンの関係に良い影響を与えると思うのです。